専門性で支える、より質の高い看護へ

道ノ尾病院に32年間勤務し、そのうち10年間を認知症対応病棟で過ごしてきました。看護師長としての7年間は、患者様一人ひとりに寄り添う看護を大切にしながら、病棟全体で患者様とご家族を支えられる体制づくりに力を注いできました。認知症の方は不安や混乱を抱えやすく、言葉だけでは思いが伝わりにくい場面も多いため、表情やしぐさ、生活背景を丁寧に読み取りながら、その方らしさを尊重する看護を心がけてきました。

病院の支援制度を活用し、精神科認定看護師と認知症認定看護師の資格を取得したことで、より専門的な視点から患者様の状態を理解し、スタッフと共に看護の質向上に取り組むことができています。専門性を現場に還元し、スタッフが自信を持ってケアにあたれるよう支援することも、現在の大切な役割のひとつです。

本院の基本理念である「患者第一主義」を常に原点とし、患者様の尊厳を守り、その人らしい生活を支えること、ご家族の不安や葛藤にも丁寧に耳を傾けることを大切にしてきました。患者様が穏やかに過ごせる時間、ご家族が安心して見守れる環境を守るために、これからもチーム一丸となって寄り添う看護を実践していきます。

認知症対応病棟認知症認定看護師長 薬王寺


学びと経験を力に、これからも患者さんのために

はじめまして。C-3病棟の看護師長として勤務しております古賀と申します。勤務としては3か所目となりますが、ここ道ノ尾病院での勤務がほぼ大半を占めています。本院では数か所の病棟を経験し、現在の病棟では9年となります。精神科病院での長期勤務を肝に決めた時に、何か自信を持てる資格を取りたいと思うようになりました。

気付けば色々な研修会、認定をうけており、SST研修(初級・中級)、実習指導者研修会、日本精神医学会認定看護師、防火管理者や学士まで取得しました。認定看護師までのコースでは初級・上級・指導者・認定とキャリアを重ね、研修では仲間や尊敬できる方にもお会いして、刺激を受けたものです。そのころには日本精神科看護協会の役員も務めており、忙しいながら充実した生活でした。しかし、知識や人脈では実力がつくものではなく、臨床現場では沢山の方に多くの事を教えてもらい、患者さんからも多くの事を学ばせてもらいました。その中で少しでも皆さんのお役に立てたのではないかと振り返ります。ただ仕事をしている中でジレンマにおちいることも多く、充実した仕事であっても、知らないうちにフラストレーションは溜まっていきます。その中で自分なりの息抜きをとり、どうにかここまでやってきました。

これからも、得た知識と経験を生かして、「患者第一主義」を基本にして、スタッフ皆の力を借りて、笑顔と誠意をもって努めていくつもりでおりますので、よろしくお願します。

急性期治療病棟認定看護師長 古賀